オルタネータの修理例
まずは、オルタネータが正常に充電しているか異常なのかをベンチテスターでテストします。
最大充電量、電圧、異音が分かります。
当社では写真のG&M社GT-55Kというベンチテスターを使用しています。
各部分の状態を見ながら分解します。
この時に、歪み・破損がないか異常な摩耗はないかをチェックして分解します。
分解の後は洗浄です。
洗濯機のような機械で洗浄します。
中には専用の洗浄液が入っているので油汚れも綺麗に落ちます。
写真の左が洗浄機GE-60。右奥がビーズブラスターG-1200です。
写真にあるのはベアリングです。
左側が元々付いていた部品になります。
当社ではベアリングとカーボンブラシは無条件で必ず交換しています。
油汚れ・泥汚れを落とした後は、ショットブラスター又はビーズブラスターにてアルミ部分を研磨して綺麗にします。
写真はニッチュー社製のショットブラスターです。
トラクター等の場合、ステーターコイルやローターコイルの腐食防止の為、赤い絶縁ニスを塗布しています。
部品の交換をしながら組み上げます。
組み上げ後も再度ベンチテスターでテストにかけます。
異音がないか、正常に発電されているかを入念にテストします。
テストが完了したら、錆び止めの為に表面に透明な塗装をします。
オルタネータの修理説明をしましたが、セルモーターも同様に修理しています。